トップ > 愛知 > 3月3日の記事一覧 > 記事

ここから本文

愛知

「赤とんぼ米」を商標申請 JAあいち豊田など

商標登録を申請中の「赤とんぼ米」=豊田市西町のJAあいち豊田本店で

写真

 たくさんの赤トンボが空を舞う田園風景を目指し、環境に優しい稲作に取り組むJAあいち豊田などは、昨年販売を始めた特別栽培米「赤とんぼ米」の商標登録の手続きを進めている。ことしは、栽培農家も作付面積も倍増する予定。秋には、商標登録されたブランド米が販売される見通しだ。

 赤とんぼ米は、ミネアサヒ米を使用。中山間地で、化学肥料(窒素分)を県の慣行基準の半分以下に抑え、水生昆虫類に影響が少ない農薬を使って作る。赤トンボが羽化や産卵をしやすい環境にするため、夏場に田んぼの水を抜く「中干し」の時期をずらしたり、稲刈り後の水田に水たまりを作ったりする。

 協力農家を募って試行錯誤を繰り返し、昨年秋初めて「赤とんぼ米」として発売した。

 同JAによると、農家は除草作業に手間と時間がかかるが、食の安全・安心を重視する消費者に好評。栽培農家からは「除草剤が制限され、草に悩まされたが、消費者から直接問い合わせもあり、関心が高く、作りがいがある」などの声が寄せられているという。

 昨年は豊田市の足助や下山、松平などの地区の十一農家が協力。計三・二ヘクタールで十二トンを収穫した。ことしは法人などを含み二十農家が手掛け、作付面積は計七・四ヘクタール(二月二十二日現在)に広がる。

 中山間地の農村振興に携わる同JA営農企画課の三橋豊さん(62)は「生産者に環境保全型農業の今までの取り組みが浸透し、理解が広がってきた」と手応えを話す。

 商標登録は、ブランド米の産地を明らかにしながら品質保証を示すのが目的。「豊田・みよし赤とんぼ米」として、特許庁に登録を申請した。

 「産直プラザで、赤ちゃんを抱いた若いお母さんから『JAの特別栽培米だから信用できる』と声をかけられた。うれしいですね。そういう消費者が私たちの支え。期待を裏切らないようにしたい」と話す三橋さん。自らもことし、足助地区の水田を託され、赤とんぼ米の生産に臨む。

 (近藤歩)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索