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碧南海浜水族館が描き替え 水槽の背景を野間灯台の海に

野間灯台周辺の海岸の風景画が描かれた潮間水槽=碧南市の碧南海浜水族館で

写真

 碧南市の碧南海浜水族館は古くなった水槽の背景画を、美浜町の野間灯台周辺の海岸風景に描き替えた。ここの海岸は県内有数の観光スポットで知られ、水族館で疑似体験できる「癒やし空間」として注目されそうだ。

 水槽は磯場を再現した「潮間水槽」で、以前の背景画は具体的なモデルのない平凡な海辺だった。描かれてから二十年ほど経過し、塗装がはがれるなど傷みがひどくなっていた。

 新しい背景画には、見学者の実感がこもるよう実在の海岸を採用することにし、生き物の採取で水族館職員もよく訪れる野間灯台周辺を選んだ。描く作業は県外の専門業者が、現地で撮った写真を基に昨年十一月から年末にかけて行った。

 背景画は高さ最大一・七メートル、幅延べ一〇・九メートル。さわやかな夏の昼間をイメージしており、水平線のかなたには三重県松阪市から伊勢市までの山並みも丁寧に描き込んである。車輪を出して中部国際空港への着陸態勢に入った貨物機を上空に据え、臨場感を演出してる。

 描き替えに合わせて擬岩も丸みを持たせ、現地特有の岩肌に近づけた。さらに、水流を起こすポンプを仕込み、磯場の海らしい穏やかなうねりを再現。ライトに照らされた波の影が水底にゆらめく様子も観察できる。

 担当の学芸員は「見るほどに味が出る水槽になった。多くの人に楽しんでほしい」と話している。

 (片山健生)

 

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