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新入社員・中日スポーツ研修記

2017年度の新入社員(編集・写真・技術・校閲・デザイン)36人の編集局・中日スポーツ総局研修が6月から2カ月間行われ、
中日スポーツでは報道、レース、整理の各現場を回りました。研修を受けた新入社員3人の感想を紹介します。

スコア付け苦労

中学まで野球を続けていたが、スコアの書き方は全く知らなかった。いざ試合展開を記号に起こすとなると、書き方を覚えるのに苦労した。
研修中、テレビやナゴヤドームで何度も野球を見るうちに、プレーのひとつひとつを食い入るように見るようになった。「百球目だけど、まだこのピッチャーいけるな」「このバッターは、毎打席早いカウントで手を出しているな」など数字から、選手の調子や心理などが少しずつ予想できるようになった。
野球取材の際には、スコアを丁寧につけて、数字をもとに選手の気持ちを考えながら質問をぶつけられるようにしたい。

板倉 陽佑

競馬場で紙信頼

電車の中で新聞を読む人が減ったと言われている。そんな時代だが、研修で訪れた名古屋競馬場には紙の新聞を握りしめている人がたくさんいた。
なぜだろうか。ネット時代における新聞の強みとして、「事実」を伝えていることを、各部署の先輩たちが言っていた。一方で中日スポーツの競馬面に書かれているのは事実ではない。レース結果の予想だ。
しかし、不確実なものだからこそ、事実に近づこうという記者の姿勢が一層際立つのではないか。
研修担当の西尾さんは私たちに馬券の買い方を指導する際に、「新聞の予想も絶対当たるとは限らない」と強調していた。それでも私たちは、競馬場を丁寧に案内してくれた西尾さんの人柄と知識を信頼していた。 新聞を競馬場に持ってくる人も、記者のことを信頼しているのだろう。
競馬予想では「事実」を書くことはできない。だがむしろ、完全ではなくても1%でも高い正確性を目指す記者の努力が、事実以上に読者の信頼を得るのかもしれない。

西川 拓

携帯オフに緊張

「この先、通信機器は電源を切って」。レース前の情報漏えいを防ぐため、関係者入口からは携帯の電源を切らなくてはいけないらしい。艇を見学するため、職員の方に案内されながらピットへ。途中、通路ではレースを控えた選手たちがアップの真最中だった。張り詰めた緊張感に、こちらも気が引き締まる。
初めて訪れた競艇場。舞台裏の雰囲気は、あちこちで札束が行き交う華やかな「ギャンブル」のイメージとは、またに真逆のものだった。観客の期待を背に、コンマ1秒を競うレースに人生をかける「アスリート」。その真剣な眼差しに、また1つスポーツの奥深さを知った。

牧原 広幸